ネタ話

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百年近く続く小さな銭湯


2014-01-05

カテゴリー: 不思議な話

http://omoshiroi-hanashi.com/husigi/3778.html

108：本当にあった怖い名無し：2011/08/02(火) 08:49:46.14 ID:CRZD2TnL0

俺が小学生の頃、近所に百年近く続く小さな銭湯があった。
まあ老舗とはいえ時代の流れか、客入りはそれほど良くなかった。

俺の爺さんはたいそうお気に入りで、その銭湯に通うのが楽しみの一つだった。
何の前触れもなくポックリと死んだが、その前日も通っていたくらいだ。

ある週末の夜、親父に銭湯に連れて行ってもらった。
服を脱いで勢いよく浴室の扉を引くと、驚いた。
いつもは閑古鳥が鳴いているこの銭湯が、どういうわけか満員だった。


浴槽は芋洗いだし、洗い場も一つも席が空いていない。
後からきた親父も驚いていた。

「これじゃあ入れないなあ、ちょっと待つか」
といい、親父は自分にはビール、俺にはアイスを買ってくれて、脱衣室で待つことにした。

風呂前にアイスを買ってくれるなんて、いつもとは順番が逆で、俺はなんだかおもしろかった。
しばらく待ったが、出てくる客は誰もいなかった。

親父に様子を見てくるよう言われ、再度扉を開けると、また驚いた。
さっきまであれだけ混雑していた風呂場だったのに、客は2~3人しかいなかった。

さっきは確かにぎゅうぎゅうだった、それに出てきた客はいなかったぞ？
親父も驚いていたが、あまり細かいことを気にしない人で、何事もなかったかのように、ひとしきり風呂を楽しんだ。

銭湯から変えるとき、番台のそばの貼り紙に気がついた。
なんと今月で店を閉めるという内容だった。

しかも今月というとあと1週間しかないではないか。
はたと気がついた。

子供ながらにも、先ほどの不可解な混雑の理由がわかった気がした。
閉店を惜しんだ遠い昔からの「常連」が、大挙して押し寄せてきたのではないか。

親父も同じことを考えていたようで、
「爺さんもきっと来ていたんだろうなあ、○○（俺の名前）も一緒なんだし、挨拶くらいしてくれても良かったよな」
とつぶやき、それ以後は黙ったままで俺と手をつないで帰路へついた。

銭湯には閉店の日も親父と行ったが、その日も相変わらず空いていた。
銭湯が混んでいるのを見たのはあれが最初で最後のことだった。


火傷を狙っている？給湯器の設定温度を高温にしていた犯人


2014-01-05

カテゴリー: ビックリする話

http://omoshiroi-hanashi.com/bikkuri/3881.html

172：恐いよぅ：2011/11/02(水)23:32:41.47ID:mO2o5wlQ0

会社にて。
ここ最近、給湯室に茶を汲みに行くと、よく蛇口の設定温度が最高になっている。

蛇口の先端に温度ダイヤルがあって、開栓は根元（？）でやるタイプなので、気付かずに手とか洗おうとすると惨事の危険性がある。
絵描きの自分も右手やったら命取りだ。

熱湯専用蛇口のある混合水栓なので、普通の蛇口を高温にする人はほとんどいない。
おかしいなぁ、と思いつつ、見つけるたびに温度を下げて水を出していたのだが


数日前、同じフロアのＡさんが、カップを洗った後に、わざわざ熱湯設定にして熱湯になるまでお湯を出して止めていたのを目撃した・・・
偶然かと観察したが、Ａさんが給湯室に言った後は必ず熱湯になっている。

Ａさんは、いつもにこやかで優しくて男性人気も高い癒し系のお嬢さん。
ついこの間「たまに熱湯にしてる人がいるから気をつけてね」「危ないですね。おじさんとかがやっちゃうんですかねー」と会話したばかり。

これがよくネタになる『未必の故意』か、と思いつつ、とりあえず『熱湯注意！使った人は設定温度を下げておいて下さい』という張り紙を作って貼っておいた。

しかし無表情で温度ダイヤルをぐいーんと曲げるＡさんは超恐かった・・・
げに恐ろしきは生きた人間なり・・・
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