2016年1月10日日曜日

雑学

テーマ「コタツの色」

電気コタツに使われているのは「赤外線」。さらに近赤外線、中赤外線、遠赤外線と分類されて、遠赤外線といえば「暖かい」というイメージがあるかもしれない。赤外線は熱効率が高く、これを吸収した物質は熱運動を起こして温度が上昇するという特徴がある。

ところがこの赤外線、文字通り赤の外の線。白色光を分解すると(色の表現、数は国や文化で違うが)「赤橙黄緑青藍紫」などの色になる。赤外線は赤よりも波長が長いため、肉眼で見ることは出来ない。それなのに、赤外線を使ったコタツ、なぜ赤い色をしているのかというと、心理的に暖かくなったような気分にするために、人工的に赤く着色しているから。

逆に紫の外に存在するのが「紫外線」。紫よりも波長が短く、赤外線と同様、肉眼で見ることが出来ない。それでも紫外線照射装置が紫色だったりするのは、
危険防止などの目的。紫外線には漂白作用や殺菌作用があると同時に日焼けの原因になるといわれている。


--------------------
テーマ「ベートーベンの肖像画」

学校の音楽室の壁に並べられている有名な音楽家たちの肖像画を見ると、バッハ、モーツァルト、ハイドンなど、髪をカールさせて垂らした髪型の音楽家が
多い。その中で、なぜかベートーベンだけがボサボサ頭。これにはちゃんとした理由がある。
(貧乏だったとかいうのじゃないですよ。)

まず誤解を解かなければならないのが、多くの音楽家たちがしているあのカールをした髪型、あれは「カツラ」である。当時のヨーロッパの上流階級では、
太陽王の異名で知られるルイ14世があのカツラを愛用して以来、同じようなものが流行、宮廷での正装となった。当時の音楽家たちは、王族や貴族をパトロン(資金上の後見人)としていたので、宮廷の正装にならってカツラをかぶ
ったのである。

ところがベートーベンは、王族や貴族をパトロンにしてその注文に応じて作曲するという方法を取らなかった。あくまでも芸術として、自分の作りたいものを作りたい時に作り、それを貴族が買いに来るという形だった。お抱え作曲家ではなく、作り手と買い手の間にはじめて対等な関係を築いたのが彼。そのため、髪形も宮廷の流行にあわせる必要も無く、ボサボサ頭を通したのである。

テーマ「ヤクザ」

"ヤクザ"という名称の語源、いくつかの説があるが、どうやらバクチにあるらしい、ということをなんとなく知っている人は多い。それでは、そのバクチと
は一体どのようなものなのだろうか。語源となったのは「三枚」というカルタ賭博で、ルール自体はそれほど難しいものではない。

1〜9までの数字がふられた札を3枚引き、その合計数の1の位が9に近いほど強い手であるとするもの。引いた3枚が2・5・7であれば合計が14、つまり競う数字は4ということになる。また、1の位が0だったらドボン。簡単に言えば、負け、ということになる。ヤクザとはすなわち8・9・3の組み合わせのこと。合計は20となり、何の役にも立たない最低の手となる。

ここから「役に立たぬもの」という意味が生まれた。それが幕末の頃には博徒そのものを指すようになって現在に至っている。ところで、下1桁が0になる組み合わせは他にもある。5・3・2でもいいわけだ。なのにどうして?これに関してはよくわかっていないが、単に語感の問題であるとか、最初に8・9という高い手を持ってくることによって「役に立たない」の意味を強めた、という説もある。

--------------------
テーマ「チョコレートの誤解」

ポリフェノールが含まれていることで、
赤ワインと同様に注目されているのが
チョコレート。チョコレートにまつわる
食べ過ぎの弊害として有名なものに鼻血と
虫歯があるが、これらは誤解なのである。

食べ過ぎると鼻血が出る、と言われる。
脂肪分を大量に摂取して、血圧が上がって
…というイメージ。
鼻の中の毛細血管は元々弱く、
出血しやすい部分だがチョコレートだけで
鼻血が出るほど血圧が上がることはない。
医学的には根拠がない、
という論文まであるという。

またチョコレートで虫歯になるという話。
糖分を大量に摂取すると虫歯に
なりそうだが、チョコレートに含まれる
カカオ成分は、最近ミュータンレンサ菌
よりも虫歯の原因とされるソブリナス菌の
活動を抑制する働きがあるとされる。
虫歯を予防するわけではないが、
他のお菓子より虫歯になりにくいのである。

どちらの俗説も、昔王族のみが口に出来る
珍品であったこと、戦後日本でなかなか
手に入らない高級嗜好品であったことから、
親が子供に食べさせないためについたウソが、
ここまで一般化したものだという。

テーマ「3時のおやつは…」

昼食は食べ終わったし、
夕食までは時間がある。
小腹が空いたなという頃に食べるのが
「おやつ」。
一般的におやつは菓子を指すが本来は
補食的な軽い食事(間食)全般を表す言葉で、
「お八つ」と書く。

八つというのは江戸時代の時刻制度下での
時刻。八つは午後2時〜4時ぐらいの
時間帯を意味し、おやつはこのぐらいの
時間に食べるものということ。
ただし当時は現在の1日3食とは違い
1日2食。確かにこのぐらいの時間に
おなかが空いてしまうのである。

八つ時には、体力を使うハードな仕事に
従事していた人は軽食を、
その他の一般庶民はお茶とお菓子を
食べていた。
やがて明治後期ぐらいには1日3食が普及し
お菓子を食べる部分が残ったのである。
おやつは3時というイメージは、
あの有名な「♪3時のおやつは文明堂〜」
のCMの影響が大きいという。
相互募集中
  @広告@
最新号取り寄せアドレス:
00592655.bn@b.merumo.ne.jp

ん!?なんか用?
00592655k@merumo.ne.jp

この号が気に入ったら押して下さい
☆ぽちっとな
http://merumo.ne.jp/like/00592655/b5505/?guid=ON


[メルモPR]
メルモでメルマガ発行しよう!
http://merumo.ne.jp/

バックナンバー
http://bn.merumo.ne.jp/list/00592655

配信元:メルモ byGMO
http://merumo.ne.jp/

スマートフォンの方はこちらから登録端末変更をしてください。
http://cgi.merumo.ne.jp/reader/subsc_change.do

0 件のコメント:

コメントを投稿