2015年1月1日木曜日

ネタ話

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大晦日の夜、「ほとほと、ことこと」と年神様が訪れた話

「年神様」って知ってる?
大晦日の晩に「ほとほと、ことこと」と家々の戸を叩いて回る、といわれている神様。
私は中1の時、その経験をした。

東京都中野区の祖父母の家。
大晦日の晩で、その年は初詣にも行かず、祖父母と親たちは「行く年 来る年」を見て、すぐに寝てしまった。

昔風の家で、大きな掘りごたつに弟(小3)と同じ一辺に2人で入って、寝室に行くのもめんどくさくて、ぼんやりしてた。

私の右側に、門にはいって来た人を玄関まで行かなくても見られるように窓がある。
そこを誰かが、規則正しく「コンコン、コンコン」と叩く。

握りこぶしを作ると人差し指と中指の骨が出っ張る、そこでたたくらしい硬い音。
でも、「あっ、人間じゃないっ」
とっさに思った。

弟が怖がらないよう、知らんふりをしていたんだけど、やっぱり気づいてしまって、怖そうに擦り寄ってくる。

意を決して立ち上がり、思い切り窓を開けた。

誰もいなかった。
冬の真夜中の冷たくて重い外気が、どんより流れ込んでくるだけ。

門は通りより少し高く、玄関はさらに数段の階段を上がるから、居間の位置も高くて通りを見渡せるけど、誰もいない。
玄関の鍵も門の鍵も、ピッシリ閉まってる。

門には屋根があり、周りの塀も高い。
居間の戸を叩くには、塀を乗り越えなければならないし、人間なら「○○さん」と呼びながらたたくはず。

無言でたたき続けるはずがないし、あの時感じた「人間じゃない」かんじもすごくリアルだった。

数年後、民俗学か何かの本で「ほとほと、ことこと」と呼ばれている年神様のことを読んで、やっと納得がいったよ。

神様のノック・・・なんだか素敵。
神様が訪ねて来てくださるなんて羨ましい。

似たような話で新耳袋だったかに
「正月に座敷の床の間の横ある物入れから音がするから開けてみたら
小さな七福神が宴会をしていた」と書いてあって
七福神が住まうお家って何て羨ましい・・・と思ったな。

ちょ・・近所かも!
それが来ると何かご利益があるのですか?
でも怖い感じなんだったら、悪いものなのかな。

ご近所さんですか? ネットっていいなぁ。
民俗学か何かの本には
「前年の年の神が、お別れのために戸を叩いてまわる」
みたいに書いてあったと思います。

だから「ほとほと、ことこと」は、さよならのあいさつなのでは?
運がよければ、誰でも聞けるみたいな・・

除夜の鐘。撞木と鐘の会話

撞木×鐘

撞木「ここか?ここがいいのか?」
鐘「らめぇ!そこらめぇええええ!!!全身に響くのぉほぉおおお!!」

撞木「ほら、いけよ、いっちまえよ!」
鐘「あぁああっダメエッダメえへええっ!!いっちゃうっ!イクっ!行く年来る年ィィィィイイイイ!!」

撞木「くううぅっ!」
鐘「あけましておめでとほぉおおおおおおおおおおおおおっっっ!!!!!!!!!!!」

旧友たちが集まる飲み会「お前が居ないと始まらない!!」

もうすぐ一年経つから時効だろって話。

還暦のとーちゃん、正月早々携帯いじりながら、
「いやぁー旧友の奴らが集まって飲んでるらしいw」
「俺も誘われたんだけどさー、断ったんだよねww」
「でもさー、『お前(俺)が居ないと始まらない!!』ってさー」

そわそわそわそわ(´・ω`)
おまいは落ち着きの無い猫かw

かーちゃんも苦笑しながら財布にお金を入れ、「楽しんで来てね(はぁと」

「いやー俺は別に行かなくてもいいんだけどね?誘われてるし、正月だし……」
と口では渋々なのに、顔には『嬉しくて仕方ない』と書いてあるとーちゃん。

そのとーちゃんは、一時間もせずに泣きながら帰ってきた。
「飲み屋に入ったら『お前、誰?』って……」
しくしくしくしく(´;ω;`)
泣きじゃくるとーちゃん。慰めるかーちゃん。鳴り続ける携帯。

『すまん!!悪かった、冗談だったんだ!!』『嘘嘘、って言う前にケンちゃん泣きながら帰っちゃって…』
『ごめん、悪かった!!謝るから戻って来いよ、一緒に飲もうよケンちゃん!!』

みなさん、うちのとーちゃんは『ノリちゃん』です。


そんなとーちゃんも、喉元過ぎればというやつなのか、
「今年もあいつら帰って来るってー」
と今からそわそわしている。
これはこれで仲がいいのかもしれない。

笠地蔵〜自宅警備員バージョン〜

ある雪深い山奥に、ひどく貧しい自宅警備員が住んでいた。

年の瀬がせまっても、新年を迎えるためのモチすら買うことのできない状況だった。

そこで自宅警備員は、自家製のコケシを売りに町へ出かけるが、コケシはひとつも売れなかった。

吹雪いてくる気配がしてきたため、自宅警備員はコケシを売ることをあきらめ帰路につく。

吹雪の中、7体の地蔵を見かけると、売れ残りのコケシを地蔵に差し上げることにした。

しかし、手持ちのコケシは自らがケツに使用しているものを含めても1つ足りない。

そこで、最後の地蔵には手持ちの天狗の面を被せ、何も持たずに帰宅した。

自宅警備員からわけを聞いた二次元の彼女は、「それはよいことをした」と言い、
モチが手に入らなかったことを責めなかった。

その夜、自宅警備員が寝ていると、家の外で何か重たい物が落ちたような音がする。

そこで外の様子を伺うと、モチをはじめとする様々な食料、財宝がつまれていた。

自宅警備員はケツにコケシが刺さった地蔵を先頭に7体の地蔵が去っていく様を目撃する。

この贈り物のおかげで、自宅警備員は無事に年を越したという。
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