2014年10月10日金曜日

科学の雑学

オゾンって何?
 環境破壊で二酸化炭素の増加やオゾン層の破壊のことを良く日常で聞くようになりました。
 でも一体オゾンってなんでしょね。
 オゾンは酸素の同素体で、O3という化学式です。
 酸素はO2で、これにもう一つ酸素が割り込んでくっついたと思ってください。
 オゾンは酸素に比べて非常に酸化力が強く(フッ素の次に強い)、殺菌、漂白、脱臭、防腐に大変優れています、反応後は普通の酸素に戻ってしまうだけですから、とても優秀なのです。
 空気中の酸素が240nm(ナノメートル)以下の紫外線に当たると、これを吸収してオゾンが発生します。
 この反応はおよそ地表から35kmの上空で行われていて、これをオゾン層と呼ぶわけです。
 で、このオゾンは生物にとって有害な230〜290nmの紫外線を吸収することで、皮膚ガンや白内障を防いたりしてくれます。
 オゾンはとても有用で、殺菌効果が強いので現在は殺菌剤や浄水場などで使用されるようになりました。
 普通は塩素を浄水場で使うのですが、塩素は毒ガスに使われていた位人体には有毒で、浄水する際に水中の有機物と反応して40種類以上の有機反応生成物を作り出します。
 この中には総トリハロメタンと呼ばれる発ガン性物質が多く含まれています。
 それに対して、オゾンで浄水するとたったの4種類しか生成しません。
 塩素は6番目に強い酸化力であるのに対して、オゾンは2番目に強く、その殺菌能力を比較してみると、塩素の殺菌力を1として以下のようになります。
 ウィルスに対してオゾンは5〜200、腸内細菌にたいしてオゾンは20〜2000、最近芽胞に対して50〜5000、アメーバシストに対して10〜100という圧倒的な強さを持っています。
 また、農薬は数千種類ありますが、塩素では分解困難なものでもオゾンでは容易に分解されます。
 脱臭も、塩素のカルキ臭さとは対称に、オゾンの脱臭は瞬時で無臭にしてくれて、しかも残ったオゾンは酸素に分解して空気中に逃げていきます。
 オゾンは空から地球上生物を守り、人間生活をよりよくしてくれる非常に有効な物質です。
 現在フロンガスによる、このオゾン層の破壊が非常に問題視されています。
 直接は関係ないかもしれませんが、間接的にオゾンは超ぉ重要だったのです、ハイ。

どんな燃料でジェット機は飛んでる?
 空気を圧縮して、そこに燃料を吹き込んで燃焼させて排気を高速で噴出するジェットエンジンのパワーは強大なものであることは誰でも知ってますね。
 あのジェット機をたったの2〜4機のエンジンで何百トンもの機体を高度一万メートルにまで持ち上げてしまうのです。
 だから、誰もがその燃料は相当特殊で高価なものであると思うでしょう。
 ところが実はそうでもないのです。
 普通燃料と言ったら、天然ガス、ガソリン、灯油、軽油、重油などを思いつくでしょう。
 ジェット燃料として使われるのは何と、灯油なのです。
 そう、石油ストーブに使われる灯油です。
 もちろん、灯油に多少の添加物が加えられるのですが、確かに灯油です。
 なぜ意外にもこの灯油が燃料に使われるのかというと、他のガソリンや軽油と違って、低温状態でも凍結しにくく発熱量が大きく、すすも出ないし、安全性も高いという理由からです。
 あのハイテクな飛行機がまさか灯油で飛んでいるとは誰も思いつかなかったでしょうが、石油ストーブとはスケールが違い、ジャンボジェット機は最大21万5400リットルもの灯油を積む事が出来るのです。
 だから、使用する量も桁違いということですね。


温度計の摂氏(℃)と華氏(゜F)ってなんだ?
 世界どの国でも、温度計を見たことが無い人はもちろんいるわけがありません。
 でも、実は温度を表す時は何種類かの言い方がるというのを知っていますか?
 日本ではおなじみの摂氏(℃)で表しますね。
 アメリカなどでは華氏(゜F)で温度を表すのです。
 もちろん単位が違うのですから、同じ数字でも温度は全然違うのです。
 摂氏の30℃は、華氏では86゜Fになるのです。
 日本とアメリカでは、度量方法を採用した国が違ったので、同じ温度でも単位が違うので違った数字になってしまったのです。
 摂氏はスウェーデンのセルシウスという天文学者が1742年に初めて百聞目盛りの寒暖計を作ったのが由来です。
 これに対して、華氏はガブリエル・ファーレンハイトという学者が考案者です。
 換算方法は、

               5  摂氏 = (華氏−32)× −               9
となります。

水素は次世代エネルギー
 水素は将来的に、クリーンなエネルギーとしてとても注目されています。
 水素は石油と違って、燃やしても二酸化炭素や有害物質を一切ださず、出てくるのは水だけです。
 その上、熱量もとても大きく、1kg当たりガソリンが12000kcalに対して、水素は34000kcalもあるのです。
 水素エンジンは武蔵工業大学で開発され、大変有望なのですが、水素をタンクに保存して走行するのはかなりの危険が伴ってしまうのが、今の問題です。
 その解決策として、工学院大学では水素をマグネシウムやチタンなどの合金に吸収させてしまい、固体として保存・運搬するアイディアが開発されました。
 これで、水素を安全に扱うことが出来るようになりました。
 あと数年もすれば、ガソリンやディーゼル自動車にかわって、電気自動車や水素自動車が走るようになるでしょう。
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