2014年10月9日木曜日

科学の雑学

天ぷら油が火を吹いたらマヨネーズじゃ!
家庭の火災の原因で多いのが、天ぷら油が火を吹いて家まで火だらけになること。
主婦の長電話は夫の寝煙草に次ぐほど問題で、油に火を掛けているのをすぅーっかり忘れてしまいがち。
もし不幸にも油に火が着いたらどうすれば良いのでしょう。
まずここでお勉強。
物質が燃焼するには3つの要素が必要なのをご存じですか?
必要なのは「燃える物」、「酸素」、「温度」で、この1つでも欠けてしまうと火は着きません。
油に火が着いた時は消火器を使ったり、毛布を使ったりすることも多いようですが、最も簡単なのは何とマヨネーズなのです。
冷蔵庫からマヨネーズを取り出して、パックごと油の中に投げ込んで下さい。
パックは溶けて中身が流れだし、鍋一杯にあふれて火が消えてしまうのです。
これは実験でも明らかになっている事で、あふれたマヨネーズが油の表面に浮いて「酸素」を遮断してしまうのです。
これで主婦の皆さん、安心して長電話出来ますね。(!?)
※少量のマヨネーズでは返って炎を大きくしてしまうそうですので、このトピックは消防的にはあくまでも雑学として扱って下さい。

からだに毒?
毒を持つ魚もいろいろいるが、やはりフグはその代表だけあり強い毒を持っています。
フグの毒はテトロドトキシンというもので、煮ても焼いても変わらないという厄介なものです。
この毒はフグのどの部分に含まれているかというと、まず卵巣と肝臓は猛毒、血液や皮も危ない。
ちなみにマウスを使った実験だと、致死量は体重1g当たり1億分の1gで、マフグ一匹でだいたい大人33人を殺すことができるそうです。

さらに、地上最強の猛毒も発見されました。
沖縄など亜熱帯から熱帯地方に生息するイワスナギンチャクのもつパリトキシンというもので、毒性はフグ毒の10倍はあるというからすごい話です。
半数致死量が体重1gあたり0.025ナノグラムで、1.5mgでウサギ10000羽が死んでしまう。
人間に換算すると1.5mgで1000人位になるというから恐ろしい!

水───この異常な物質
この地球は表面の70%以上を水で覆われています。
水は地球上をくまなく循環し、全ての生物体の生活を支えています。
水分子はH2Oで表され、「へ」の字がたをした分子です。
ちょうど折れ曲がったところが「O」原子で、その両端は「H」原子が結合しています。
他にも同族の化合物にはH2SやH2Se、H2Teなどもあります。
普通はこの同族の化合物は、化学的にも物理的にも性質が似通っているものですが、水分子とこれら同族の物質とはかなり異なっています。
同族の化合物の平均の融点は−80度前後なのに対して水分子は0度、沸点も同族の平均は−50度なのに対して水は100度です。
本来は水分子の融点は−100度前後、沸点も−80度前後なはずです。
これは水には特殊な結合力が働いているからです。(水素結合と言います)
だから、この地球上の気温では水は液体でいられるのです。

 水の異常性
�氷は融けて水になると体積が小さくなる。普通の物質は固体の方が液体よりも体積が小さい。
�水は4度で体積が最小になる。普通の物質は温度を上昇させると膨張する。
�比熱がとても大きい。すなわち、暖まりにくく冷めにくい。
�水はものを良く溶かす。特にイオン性物質を良く溶かす。
�と�のおかげで湖の水は表面から凍るのである。
氷は水よりも密度が小さいので、水が凍ると氷になって水に浮かぶ。
そして氷は水の表面だけに張り、湖に住む魚達は氷のカバーに守られて冬を過ごせるのです。
�の性質のおかげで海、湖、川などの温度が昼と夜であまり変わらないのであり、もっと大きな目で見ると一年間の気温の差が極端に大きくなるのを防いでいるのである。
�の性質が無かったら生命に必要な養分が溶けきれず、生命が誕生しても維持出来なかったはずです。

水は生命を育むのに無くてはならないもので、だからこそ各国が競って外の天体に水があるかどうかを探査しているのです。
生命は海から誕生したせいもあり、体液の組成は海の組成そのものです。
人の身体の70%が水でできているのも関連があるのかもしれませんね。

カニやエビをゆでると、なぜ赤くなる?
こういう外骨格の甲殻類動物をゆでると、不思議と殻が赤くなって行きますね。
実は、カニやエビの殻にはカロチノイドと言われる色素が大量に含まれているからなのです。
このカロチノイドは元々は鮮やかな黄色〜橙色なのですが、加熱することで熱分解されて各種カロチンに変化するのです。
ちなみに、ゆでるとエビが丸まってしまうのは、加熱されてタンパク質が変化してしまい、硬直してしまうからです。


複写!?

領収書や伝票などの複写出来る紙って不思議だと思いませんか?
昔はカーボン紙などを下に敷いて複写しましたが、現在のは真っ白・・・・・ナゼ?
上からボールペンでも鉛筆でも強く書けば、紙は白なのに下に文字が写る・・・・不思議ですね。
実は紙の表面に仕掛けがしてあるのです。
二枚複写式であれば、一枚目の裏と二枚目の表に薬剤が塗ってあるのです。
ちなみに、感熱紙とは全く違うので注意。
まず、一枚目の紙の裏には色素の前駆物質(半人前の色素)がマイクロカプセルに入れられて塗られています。
そして二枚目の紙の表には酸性の物質が塗られています。
文字か書かれると、紙の裏のカプセルが筆圧で破れて、半人前の色素が出てきます。
そして、紙の表の酸で一人前にして上げて、初めて色が出るというわけです。
さて、カプセルというのですから大きい物を想像してしまうでしょうが、そうでもありません。
なんとこの大きさは数umから数百um(umは100万分の1m)というとても小さいものだったのです。

ちなみにですが、イクラにもイクラもどきがありまして、同じようにカプセルでイクラの味を閉じこめたものがあります。
話によると、ファミリーレストランではこれを使っていることが多いそうです。
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