2016年8月11日木曜日

怖いけどホッコリする話

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怖いけどほっこりする話〜〜

1週間ほど前、夜寝ていると
金縛りにあった。
金縛りは霊的でないやつも含めて
結構高頻度であったので、
あんまり気にせずにそのまま眠ろうとした
だけど、その日は勝手が違って
何かベッドサイドから気配を感じた。

恐る恐る目を開けると、ベッドサイドに
顔面蒼白+長い黒髪+白ワンピ、
というベタな井出達のお嬢さんがいた。
ベッドのすぐ脇、枕元にしゃがむように
して私を睨んでいる。

「え、ちょっ、やばくね?」と思うも
体が動かないのでどうにもできない。
するとお嬢さんがすっとある一点を
指差した。
そして「何よアレ・・・外してよ」と
囁いてきた。
何とか目玉だけ動かしてお嬢さんの
指差した方向を見ると、そこには
カーテンレールにかけられて
部屋干しされた私のブラだった。

うちは家系的に胸部が他の人よりも大きい
普通の下着屋ではなかなかサイズが売っていないため、一度買ったものは他の洗濯物と分けて手洗いをし、型崩れしないように形を整えてハンガーにかけて手入れをし、長く使えるよう大切に扱っている。

それを指差して「外してよ・・・」と
訴えてくるお嬢さん。
よくよくお嬢さんの胸部を見ると
「ああ、貧乳・・・」と
すぐにわかるくらい凹凸がなかった。
私の心中を察したのか、お嬢さんが
至極不機嫌というか、妬ましそうな顔で
私の首に手を伸ばしてきた。

こりゃまずいと思い、
「ちょ、ごめん!マジごめん!
今のはなかったことに!
あ、そうだ!マシュマロ食べると
胸大きくなるよ!
マシュマロの成分はおっぱいの成分と
同じなんだって(らしい)!
私もマシュマロはまった時期に
一気に大きくなったんだよ!
家族がいるならお供えしてもらえるように頼んでみなよ!」
と、一気にまくし立てた(頭の中で)。

するとお嬢さんはすっと手を引くと、
少し何か考えごとをするような顔を
したあと立ち上がり、
音もなく消えていった。
それと同時に金縛りも解けたので、
取り合えず干してあるブラが
乾いていることを確認し、
クローゼットにしまった。

そんで一昨日、同居している父方の祖母とお墓参りにいった。
私は足の悪い祖母の付き添い
程度だったんだけど。

お墓の掃除するための水を汲みに行くと、うちのお墓と水場の途中に今日
墓参りされたと思しきお墓があった
(線香上がってたし)。
何となくそちらに目をやると、墓石の前にマシュマロの袋がお供えしてあった。

「まさか・・・」

と思って墓石の後のほうを見ると、
先日金縛りのときにみたお嬢さんが
超笑顔でたたずんでいた。
墓場の真ん中で思わず
「お前ここにいたのかよ!!!」と
叫んでしまった。



怖いけどいい話〜口裂け女〜

杖をついた男が赤いコートを着て白い大きなマスクを口につけた女性に出会った。
女は男に近づくと一言、こう尋ねた。

「私キレイ?」
少し考えた後、男は答えた。

「ええ、キレイですよ」
するとその女性は突然マスクに手をかけ、それを剥ぎ取りながらこう言った。

「これでも・・・キレイかぁ!!!」
何と、その女性の口は耳まで裂けていたのだ。
しかし、男は少しだけ困った顔をしながらこういった。

「私は目が見えないんですよ、なので"これでも"というのが何のことかはわかりません」

少し思案した後、女は男の手を取ると頬の裂けている部分をなぞらせた。
頬に触れた男の手が一瞬揺れ、自分の話している相手が口の裂けている女だと気づいた。
そして女は、もう一度先ほどの質問を繰り返した。

「これでも・・・口が裂けていてもキレイかぁ!!!」
男の答えは変わらなかった。むしろ、よりはっきりと言い放った。

「あなたは、キレイな人です」
そして、男は光を感じない目を女に向けるとこう続けた。

「私が光を失ってからずいぶん経ちます、そして多くの人に会ってきました。 今のように道で声をかけられたこともあります
多くの人は私が盲目だと知ると声をかけたことをあやまり、同情し、申し訳なさそうに去っていくのです。
しかし、あなたは私の意見を聞こうとしてくれる。
口のことも触れさせることで教えてくれた
私を特別視していないようですごく嬉しいことです。

私は外見のことはわからないので、そういった基準でしか判断できませんが、あなたは少なくとも私にとってはキレイな人です
失礼でなければ、あなたともっと話をしてみたいです」
と、とても嬉しそうに話す男。

女はポカーンとした後、急にボンッ!と音が出そうな勢いで赤面し
「あ、ありがとう、きょきょきょ今日は時間がないから、これ、こここれで失礼します」
とだけ言うと走っていってしまった。走りながら女は自分に言い聞かせる。

『心臓がすごくドキドキしているのは今走ってるから!』
頭に浮かぶ先ほどの男の嬉しそうな顔を振り払いながら赤面した女は走り続けた。

それから、杖を持った男と大きなマスクをした女性が、仲よさそうに話しながら歩いているのがたびたび目撃されたという。
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