2016年3月5日土曜日

恐い話

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【洒落怖】徹夜でゲーム

厨房のころ、夏休みか、
次の日が休日だったとき。

当時、D○7にはまっていた、

私は深夜12時をまわり、
家族が私以外全員寝室に行き、
眠りについても尚、
ゲームを楽しんでいました。

親はほどほどにしなさいよとはいったものの、
そんな言葉を私はききっこなしで、
ずっとゲームをしていました。

実は私の家の隣の坂道にはよく女の霊が出るとか、
あと、祖母が数回亡くなった祖父にであったりしているのですが、
祖父の霊は孫の私を守ってくれるであろうし、
ゲームで遊んでいる隣の部屋に、
仏間があったので、守られている気がして、
特に怖いとも思うことなく遊んでいました。

ただ、12時半を回ったあたりから、
とても嫌な気分がしてきました。

例えるならば、
テレビの砂嵐のようなもやもやが這ってくる様な、
なんともいえない気分でした。

私はなんとなく、
黒いテレビ画面(鏡みたいになりますよね)を
見てはいけない気がしたので、
ダンジョンの切替の時には
目をつぶってやり過ごすようにしました。

そのゲームはやりこんでいたので、
目をつぶるタイミングをつかむのは簡単ですが、
一度だけ、タイミングを誤りました。

あ!しまった!!
とは思ったのですが、
目をあけてしまいました。

そのときの気分は最悪でした。

前述の、砂嵐のモヤモヤが、
先ほど感じたより余計に色濃く感じられました。

テレビ画面を見てしまいました。

私の真横に、髪の長い女が座っていました。

一瞬で、相手の顔は、
髪に隠れてほとんど見えなかったはずなのに、
女の目と私の目がしっかりあったのを感じました。

私と目があった瞬間に女は目を見開いたかと思うと、
私が着いているテーブルの下に
物凄い勢いで倒れこむように隠れました。

はっきりと覚えていますが、
一瞬の出来事でした。

相手が隠れるぐらいだから、
そんなに悪い霊ではないかもしれませんが、
言ってみれば、私の足元にその女がいる状態なので、
とても恐ろしく、私は身動きかが取れませんでした。

私は外が明るくなり、父親が起きてくるまで、
一心不乱にゲームをこなしていました。

それから私は、
その部屋で徹夜を一人ですることは
二度としませんでした。
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