・ほのぼのする話
国内旅行中に立ち寄った神社での話。
おみくじ引いてたら外人三人組(めちゃくちゃごつい、米兵かも)に声をかけられた。
そのうちの一人がおみくじ開いて「これどういう意味デスカー」と言う。
凶だったので俺は下手な英語で何とか伝えようと、
「バッドラック、バッドフォーチュン」
とか何とか言った。
すると三人そろって「オー……ノーウ……(´・ω・`)」みたいな顔。
特にそのくじを引いた兄ちゃんの顔が最高に絶望的でちょっと笑ったんだけど、その人が
「ワンモア! ワンモア!(`・ω・´)」
と言ってもっかい引いた。
で、開いてものすごいワクテカした様子でまた俺に見せた。
「これ何? これ何?+(0゜・∀・) + ワクワクテカテカ + 」
俺は笑いを堪えながら
「ベリーバッドラック、ベリーバッドフォーチュン、モーストバッド」と言った(大凶だった)。
兄ちゃん泣きそうだけど、他の二人は大爆笑。
もうほんとに絵に描いた外人みたいに
「ブワーッハッハッハwwwwこいつはケッサクだwwww」
みたいに笑ってんの。
しょんぼりした兄ちゃんの肩バンバン叩きながら。
その後も彼らに慰めながら、兄ちゃんは棒におみくじ結んで去っていった。
・暇つぶしの方法
964 以下名無しVIP[]
暇だ・・・暇すぎる・・・男たちはダレきっていた。
山の向こうには世界最高の歓楽街の一つがあると言うのに、ここには何もない。
ネヴァダ砂漠南部のグルームレイク。そう、ここはエリア51
別に仕事が無いわけじゃない。時は1968年、ベトナム戦争真っ最中。
本来ならガッチリと実験のスケジュールが入ってるのだが、その「実験」のスジが悪すぎた。
イスラエルに亡命したMig21の実機を持ちこみ、その空戦性能を探らんと言う重要実験。
ついでに中東各地からちょろまかしてきたソ連製のレーダーをずらりと並べて各種データを取ろう・・・
それがソ連にばれちゃった。
当然激怒したソ連側は、最短45分と言う間隔で偵察衛星を通過させ厳重な監視体制を敷いたのだ。
これではのこのこ機材を外に引き出して実験をする時間などありゃしない。
ほとぼりが冷めるまで男たちは砂漠の真ん中で缶詰と言う事に相成ったのである。
965 以下名無しVIP[]
思いつく限りの暇つぶしはもうやった。
クイズにギャンブル、果ては車のハンドルを握ると電気ショックが流れるいたずら・・・
せめて山向こうのラスベガスで放送してるTVが見たい、と
電子工学の専門家集団の知識と腕を総動員して宿舎の屋根にアンテナを設置したが
受信できたのは・・・何故かスペインの国際放送だけ。
いいかげん闘牛にも飽き飽きした頃、誰かが思いついた。
「どうせならロシア人に暇つぶしの相手になってもらおうぜ」
そうと決まれば話は早い、偵察衛星が通過したのを見計らって外に飛び出すと
地面に「現実にはありえない奇妙な形の飛行機」のシルエットを描く。
さらにご丁寧なことにヘアドライヤーなどを使ってその輪郭や
エンジンなどの熱源があるっぽい所を暖め、衛星の赤外線カメラに捉えさせるという念の入れ様。
・・・もっともこの「暇つぶし」にソ連側がどういう感想を持ったのかは定かではない。
ちなみにこの同時進行していた実験二つからは
・トップガンの創設
・レーダー反射波のパターンから航空機の種類を識別する基本概念
・そこからステルス技術への応用
という結構重要な成果が生み出されてたりする。
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