2015年4月2日木曜日

ネタ話前編

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小学校5年の夏休みに男たちに誘拐されたときの話


当方女で都会ではない所に住んでいました。
夏休みに友達と二人でチャリンコに乗って近所を遊びまわっていました。
小学校への一本道にさしかかった時、車に乗った男が(助手席にも一人いました)

男「おじょうちゃん、この辺に○○小学校あるかい?」
私「この道まっすぐ行けばすぐですよ。」
男「いや、わかんないからとりあえず乗って教えてよ」
私「だからまっすぐ行くともう目の前が学校なんです!」
男「校長先生にお話があって、校長室の場所もわかんないんだよ」

そして、誘拐なんて文字が毛頭にもなかった私達は後部座席に乗りました。(チャリンコはその場に置いた)
後部座席にはエロ本や栄養ドリンクのビン、謎の箱などがあり小学生の私には「怪しい、怖い」と感じさせるものがいっぱい…
車はまっすぐ行くかと思いきや人んちの駐車場で車をUターンさせ学校とは逆方向に行ったのです。

私と友達は「え…?」と思いながらもきっと回り道してグラウンドから入るんだな、いやそうであって欲しいと願いました。
しかし車はそれからどんどん学校とは逆方向に行き、国道に出るとそれから15分くらい走らせました。

私と友達は泣きそうになりながら「どうしようどうしようどうしよう」という目で見詰め合ってました。
言葉はもう出ません。喋ったら何されるか怖かったからずっと過ぎ去ってゆく景色を見ていました。
15分程走らせると国道沿いの「ゲーム、カラオケ、ビリヤード、ご休息」という
いかにも『怪しい大人の世界』を匂わせる施設に着きました。ご休息の意味を知ったのは中1の時です…

運転席の男に「おりて」と言われ降りました。本当はすごい怖い状況なのに車を降りた瞬間、すごく冷静になれて
「あの〜、学校は行かなくていいんですか?」と聞きました。
運転席の男は「もういいのw間違えたんだよw」と訳のわからない事を言いながらタバコを買っていました。
「お金あげるからゲームしてきていいよ」と言われ千円を貰い建物に入りました。

ゲーセンといっても近所のゲーセンとはワケが違いました。どっかのさびれた旅館のゲーセンみたいな、嫌な感じでした。
クレーンゲームから流れるBGMが異様に大きく、「このまま殺されるんだ」と悟った瞬間でした。
「一時間くらいしたら来るからそれまで金大事に使えよ、両替機はこれだぞ(言わなくても分かる)」と言うと
助手席の男と階段を登ってどっかに行きました。仲間の所に行ったんだなぁと思いました。

そして私と友達は千円を両替して500円づつに分けあってゲームを一機一機見て行きました。
クレーンゲームとか物取り系のゲームの景品はフリフリの布のようなもの(すごく心惹かれました)
ジッポー系のライター、小さい香水やアクセサリーでした。

貰ったお金を使っていいのかと考えましたがやはり小学生、目先の欲に負けてゲームをしました。
私と友達は共に「フリフリしてる布のようなもの」が欲しいね、と話し合いお互いそれだけを狙いました。
丸いカプセルに入ってたのですが、薄々「パンツではないか?」とも思いましたがハンカチと思い込む事に。
結局私も友達もお互い最後の100円になるまで惨敗、最後の100円は確実なガチャポンにしました。
レーザーポインターをゲット。友達は青で私はオレンジでした。

その時はまだ30分も経ってなく、ゲーセンの隅にある本棚(古いジャンプ・マガジン、北斗の拳、笑うセールスマンなどがあった)
の漫画を読む事に。ソファーもあったので二人で腰掛け笑うセールスマンを読みました。

続く
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