2014年8月24日日曜日

恐い話

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【ほん怖】決別


私がまだ子どもだった頃の話。


クラスの友達以外にも、放課後一緒に遊ぶ友達がいた。


いろんな話をしたし、泥まみれになって遊んだりもした。


当時、なんでも凄くIQの高かったらしい。
(30の今じゃ120ちょいしかないニートだが)


私はクラスで浮いていたらしく、教師も手を焼いていたらしい。

そんな私の心の拠り所的存在だったその友人は、
いつだって私に優しく接してくれていた。

そんなある日、私は精神科に連れて行かれた。


教師から親へ、

『一人きりなのに誰かと遊んでいるような態度をとっている』

との忠告(小言?)がいったらしい。

「いったい放課後に誰と遊んでいたの?」

と医師に聞かれたとき、その子の事が何も思い出せない事に気が付いた。

『○○ちゃん』

と呼んでいたはずの名前も、可愛いと感じていた顔も、
その子の性別すらも、まったく何もわからなかった。

呆然とした私を見て、医師は

「子供には良くあること」

と親に説明していた。

その翌日、怯え半々で放課後その友達と待ち合わせにしていた所に行った。

いつもはすぐに来てくれるのに、何時まで経っても来てくれなかった。

痺れをきたして帰ろうとしたとき、

「バイバイ」

と声がした。

え?と思って振り返っても誰もいない。

でも、何かが終わったことが、子供心にハッキリとわかった。

実際、それからその子には二度と会えないまま。

あれは私の妄想だったのか、それとも学校の何かだったのか、未だにわからない。
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