2014年1月30日木曜日

怖いけど笑える話

ある日、俺は午後になったあたりから体に妙な違和感を感じていた。
しかし霊感の「れ」の字もない俺は、「体調でも崩したのか」程度に思っていた。
道行く人がたまに俺のほうを見てびっくりするあたり、顔色が非常によろしくないのかもしれない。
こういうときは酒を飲んで早く寝るに限る

コンビニで引きつった顔の店員から酒を買い、その日は10時前には寝た。
翌朝、しっかり寝たはずだが体の違和感は消えていない。
朝の準備を済ませた後でふと昨日は携帯をかばんに入れたっきり、一度も出さずに寝てしまったことを思い出し、
あわててチェックしてみた。
・・・・・留守電12件、しまった、
誰か緊急の用事でもあったのか、
とりあえず再生せねば

「私メリーさん、今○○駅にいるの」
「私メリーさん、今○○大学の前にいるの」
「私メリーさん、今○○教室の前にいるの」
「私メリーさん、今あなたの後ろにいるの」
「私メリーさん、さっきからあなたの後ろにいるの」
「私メリーさん、あなたの後ろにいるんですけどー、もしもーし」
「もしもーし、メリーさんですよーいい加減気づいてくださーい」
「メリーです・・・取り憑いた人が鈍すぎるとです・・・めりーです・・・」
「うー、一日一回くらいは後ろ見るもんでしょ普通!」
「ほらほら、あのおじさんとかめっちゃ私のこと見てるよ」
「な、なんでうつ伏せで寝るの!いいかげんこっちみなさいよ・・・」
「えぅ・・・ぐすん・・・・メ、メリーです、この録音きいたらでいいので後ろみてください」

俺は背後の気配を確認すると、振り向かないで家を出て大学へ向かった。
その日俺の背後には、半べそかきながら後ろをついてくる少女がいたらしい。

自転車のカゴにあったもの

昔から霊感の強かった叔母は、その日もイヤなものに出会ったという。
前から自転車を一生懸命こいでるおばちゃんが目に入った。
坂道でもない平坦な道なのに、そのおばちゃんは汗をかきながら苦しそうに自転車をこいでいる。

「はて?」
そう思った叔母が遠目ながらその自転車のカゴを見ると、なんと生首が乗っかっているではないか。
眼球が無くぽっかり空いた空洞が、そのおばちゃんをにらんでいた。

「あれはとんでもなく悪い霊だ、あの人に教えてあげなきゃ・・・でも、まともに相手してくれないだろうけど・・・」
と、叔母はそのおばちゃんに話しかけようか迷っていたが、やはりこのままでは良くないと伝える決意をした。

そして、いよいよそのおばちゃんとすれ違うとき、
「あの」
と言い掛けたその瞬間、おばちゃんがポツリと言った。
「知ってます」


俺が今からする話は、超怖い。

男4人が100階建ての超高層ビルに泊まった偶然にも彼らの部屋は100階だった。
夜になり、4人は1階のレストランで
夕食をとることにした。

食べ終わり、レストランから出ると、エレベーターが全て故障のために止まっていた
4人はしばらくロビーでエレベーターが直るのを待っていたのだが、なかなか直らないので筋トレを兼ねて階段で登ることにした

50階を過ぎた頃、「ただ登るだけじゃつまらないから1階ごとに怖い話をしよう」と誰かが言った。
怖い話をしながら順調に登り、
99階まで来た所で一人が言った。

「俺が今からする話は、超怖い。
もしかしたらトラウマになるかもしれん。よく聞けよ」

そんなに怖い話なのか?と他の3人は期待して次の言葉を待った。

「1階に部屋の鍵を忘れた」




だして。

青年が一人暮らしするために家を探してた
不動産屋で適当に見回った結果、築年数は古いが、最近リフォームしたばかりらしく
きれいな三階建てのアパートの一室にすることにした。家賃も普通で、
その青年もラッキーだと思った。
引越しも無事完了、そしてその部屋で
手伝ってくれた友人と
お酒を飲み始めた。すると一人の友人が
「なんかコリコリ音がしない?」といった
しかし何も聞こえず、
お酒のせいだと思った。

次の日の夜、寝ようとして布団に入ると、友人が言っていたように
「コリコリ」と聞こえる。音の元を探ってみると北側の壁からだ。
隣に部屋はないしねずみだろう、
と思い寝ることにした。
しかしそれは毎晩続き、
我慢できなくなった彼は管理人に
ねずみの駆除を頼むことにした。
次の日、管理人のところにいくと
申し訳なさそうにこういった。
「ごめんねぇ。あそこ小さな
クローゼットがあったんだけど、
前に住んでた人が見た目が悪いからって
自費でただの壁にしちゃったんだ。
ネズミが住み着いたのかもしれないねぇ」って。

後日その青年も立ち会ってネズミの
駆除をすることになった。
業者の人が壁を壊す前に壁紙をはがすと、みんな愕然とした。

そこには何かを隠すように、
何枚もの板が何百何千という釘で
打ち付けられていたのだ。
電話でそれを知った管理人も駆けつけてその板を取りはずす作業が始まった・・・。
数時間たち日が沈みかけたとき
すべての板がはずされ、
スペースきっちりにはめ込まれた
薄い板があらわれた。
そしてそれを剥がした。
そこにいた人間はなんとなくは
感じていたが、やはりあった。死体だ。

その死体ははすっかり乾いていて異臭すらしなかった。着ている服や、背格好から
小学生ぐらいの女の子だとわかった。なぜかすべての指の先は骨がむき出しだった。

管理人は警察に電話するためかばんから携帯電話を取り出そうとしたが部屋は思いのほか暗かった。
いらだちながら部屋の電気のひもを引いた瞬間

全員が悲鳴をあげた。
その小さなクローゼット一面いっぱいに赤い字でこう書かれてあったからだ

 おとうさん ごめんなさい
  おねがい



だして。だして だして だしてだしてだして だして だして だして だしてだしてだしてだしてだしてだしてだしてだしてだしてだしてだしてだしてだしてだしてだしてだしてだしてだしてだしてだしてだしてだしてだしてだしてだしてだしてだしてだしてだしてだして
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