2013年10月18日金曜日

恐い話 短編

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荒犬

(元スレ:ttp://gimpo.2ch.net/test/read.cgi/sengoku/1233164778/

919 名前:人間七七四年 mailto:sage [2009/02/18(水) 06:00:55 ID:1wRciNKC]
人材マニアとして有名な、紀州家初代徳川頼宣。彼が集めるのは人間に限らなかった。

ある時頼宣に、逸物の猛犬を献上した人がいた。しかしこれはかねて聞こえた荒犬であったので、
二人の男が犬に付き添って庭に連れて行った。そこで頼宣が「これに連れて参れ」と言ったので
縁まで連れて行った。

付き添いの者は頼宣の小姓に向かい「この犬はとても気が荒いので…」と言ったのだが
頼宣は頓着せず

「ふむ、いい犬だ、さだめし猟で活躍するだろう。面構えも悪くない。」

と、何故か足で犬の頬をなでた。
これに犬は猛然と怒りだし、頼宣の足に噛み付いた!

が、頼宣、ここであわてず、かまれた足を犬の喉に突っ込んだ。
すると犬は驚き、足を離して逃げ出した。
以降この犬は、頼宣を見ると尾を垂れ首を伏して従順になったと言う。

この時もし頼宣が足を引いていたら、そのため却って大怪我をしたであろう。
頼宣の咄嗟の判断は日ごろの武芸の鍛錬の賜物である。そのように噂されたそうだ。

屋根裏の書庫

(元スレ:ttp://hobby7.2ch.net/test/read.cgi/occult/1096974047/

801 名前:本当にあった怖い名無し投稿日:04/12/09 13:16:38 ID:VY+mWgki
屋根裏に祖父と父の書庫がある
いつも暗くカビ臭い
8、9歳の時だったか
母から逃げてここに隠れた
小窓から差し込む光から隠れて身を伏せた

本棚の一番下の段の厚みのある本と本の間に一ケ所だけすき間がある
気になって覗き込むと薄暗い中ほっそりしたちいさな銅色?の人物像が置かれている
今思えばアフリカ風の仮面のような顔
笑っているように見えた
子供だったのでその像が怖く、屋根裏から逃げた

数日後?だったと思う
ある日帰ると自分の部屋の出窓にその像が置かれていた
母に抗議したが知らないと言う
母に渡し、母は飾り棚にそれをしまった

そのまた2、3日後、
勉強机から消しゴムか何かを落として
座ったまま机の下を覗き込んだ
すると、あのアフリカの像が足下に立っていた

その時の総毛立つ感じは忘れられない
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