えっ?」
店員「当店のポイントカードはお餅でしょうか?」
ぼく「えっ」
店員「当店のポイントカードはお餅ですか」
ぼく「いえしりません」
店員「えっ」
ぼく「えっ」
店員「まだお餅になってないということでしょうか」
ぼく「えっ」
店員「えっ」
ぼく「変化するってことですか」
店員「なにがですか」
ぼく「カードが」
店員「ああ使い続けていただければランクがあがってカードが変わりますよ」
ぼく「そうなんだすごい」
店員「ではお作りいたしましょうか無料ですよ」
ぼく「くさったりしませんか」
店員「えっ」
ぼく「えっ」
店員「ああ期限のことなら最後に使ってから一年間使わないときれます」
ぼく「なにそれこわい」
店員「ちょくちょく来ていただければ無期限と同じですよ」
ぼく「なにそれもこわい」
店員「えっ」
ぼく「えっ」
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「早く食え」
死んだ親父はよく食いに連れてってくれたな
うまいんだけど、親父は食うのが早くて、
食い終わるとじっと怒ったよな顔でオレが食べるのを見てた。
「早く食え」って言ってるみたいでちょっとヤだった。
こないだ初めて子供とラーメン屋に言ったら、やけにおいしかったらしく
ガツガツ食うわ、あせって水飲むし、ちっこい手で丼つかんでスープ飲んでハァハァいってる
可愛かった
そしたら「ねぇなんでじっと見てるん?怒ってる?」
オヤジ・・・・
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合コン
そんなことより聞いてくれよ
この前初めての合コンで王様ゲームやったんだよ
そしたら一番可愛い女の子が王様になってさ
「もしかしたら俺とチューなんてことも・・・・」なんてワクワクしてたら
「おまえ帰れ」って命令された
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美術館のチケット2枚
この前さ、会社の先輩(♂)から、美術館のチケット2枚もらったんだよ。
俺が美術に興味あるの知っててくれたんだ。仕事上で色々手伝ってくれたお礼だって言ってさ。
嬉しくて、2回行ったんだよ。
写真展と絵画展がちょうど入れ替わりの時で、両方見ることができてラッキーだったな。
で、後日会社で先輩と会った時、
「美術館、どうだった?」って聞かれたから、「良かったですよ。2回目の写真展が特に」って答えたんだ。
そうしたら「え?まさか、一人で2回行ったの?」って。
そうなんだよ。
先輩は、『誰か女の子を誘ってデートに行ってこいよ!』って意図で俺にくれたんだよ。
驚いたね。ほんと。
「アクロイド殺し」「殺戮にいたる病」よりも「十角館の殺人」よりも驚いた。
先輩の意図もさることながら、俺の中に『誰かと一緒に行く』という選択肢が最初から微塵も無かったことにも驚いた。
まさに2重の驚愕だったな。
それと同時にわかったんだよ、「だから俺ってもてないんだなぁ」って。
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ヌーバの説教
俺が小学校5年の頃、学校の近くのスーパーで万引きで捕まった。
すぐさま担任の女教師(43)、通称ヌーバ(ぬぅっと教室に入ってくるから)が飛んできた。
まず俺にビンタを一発、涙目になる俺、よく見るとヌーバも泣きかけていた。
「人の物を盗るのは最低の行為、これ(商品)を盗むことでどれだけの人が悲しむかわかっているのか」
「その菓子を食えば無くなる、だが盗んだという事実は一生消えない」
等々、一時間ほど延々と説教された。
店の人が「もういいですよ」と言っても説教は続き、夜7時過ぎにようやく先生と店を出た(親には店の人の温情査定で呼ばれなかった)。
「おなかすいてるだろう」と駅前のラーメン屋へ行き、タンメンとギョーザをおごってくれた。
口をあけるたびにビンタされたほっぺたが傷んだが、ラーメンはうまかった。
車で家まで送ってもらい「今日のことは親には言っても言わなくてもいい。自分が何をしたかよく見返すように。」と言い、先生は去って行った。
俺の人生でベスト5に入るエピソードだ。
だが問題は、俺が冤罪だったということである。
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レジのアルバイトで
こないだうちのコンビニにヤクザが来たんだよ。
レジ打ちするとき、会計が893円でおもいっきし笑っちった。
そのヤクザはメチャクチャ俺のこと睨みながら1003円出したんだけど、
そしたらお釣りが110円でさらに爆笑
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世界は愛によってまわっている
若い兄ちゃんが携帯をいじっていた。
隣にばあちゃんがいて、ばあちゃんは「医療機器使ってるから電源切ってください」と言った。
その男は「来たメールを読んでるだけだから」と言って、いじるのを止めない。
隣のリーマンが「今は読んでるだけでも読んでるうちにメールが来るかもしれないだろ。切りなさい」と言った。
兄ちゃん、怒り狂った口調で「ああ?!!」
逆切れだ!リーマンやばいぞ!(兄ちゃんはかなりいいガタイ)
見てる人が皆そう思ったとき、兄ちゃんは携帯をリーマンに突きつけながら言った。
「見ろよ!俺に来た最後のメールは4ヶ月前だ!それ以来誰も送ってこないんだよ!
今更誰が送って来るんだよ!!!俺から送る相手もいないんだよ!!!」
みんな黙り込んだ。しかしその中に一人だけ、無愛想な顔をして彼に近付く若い女がいた。
彼女は男から携帯を奪い取ると何か操作をして、再度男に突き返した。
男が呆然としていると、女は自分の携帯をいじり始めた。
しばらくして、男の携帯が鳴った。
男は目を見開いてぱちぱちさせながら携帯を見た。
もうね、多分みんな心の中で泣いてた。男も泣いてた。
世界は愛によって回っているんだと実感した。
ばあちゃんは死んだ。
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