2014年10月29日水曜日

雑学

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テーマ「札付きのワル」

札付き、札付きのワルと言えば、
素行の悪さが広く知れ渡っている
ような人のことを指す。
この札とはどういうものなのか、
ただ単にこの人は悪いですという
レッテルではない。

江戸時代、五人組などの連座制度により、
罪を犯すと本人だけでなくその親族や
同じ集落の者まで罪に問われていた。
これでは普段から素行の悪い問題人物が
近くにいる人はたまったものじゃない。
そこで、お上に届け出て公的に
勘当(=久離、旧離)して縁を切った。
そして当時の戸籍、人別帳には久離や
その予備軍のところに札を付け、
要注意人物としたのである。

久離を切られるのは素行の
悪い者だけでない。
夜逃げした者、
行方不明の者などどこで何をしているか
分からない者の連座も迷惑なので、
縁を切られた。
こうして人別帳から外されると
「無宿」と呼ばれ、公的な制度による
保護は一切無しの生活を送ることになる。

テーマ「棒で戸締まり」

日本では昔、錠前が使われたのは
商家の蔵や武家の御金蔵などで、
普通の家屋の戸締まりにはつっかえ棒が
使われていた。
引き戸を内側から固定するこの棒は
心張り棒や用心棒と呼ばれ、
いざという時の武器でもあったことから、
護衛役の腕の立つ浪人「用心棒」の
語源にもなっている。

この心張り棒は外部からの侵入を完全に
防げたわけはなく、蹴破れば簡単に
突破できる程度のもの。
それでも十分だったのは、
商家は戸のそばからずらっと奉公人が
寝ていたから、
その他の庶民の家は盗むほどのお金が無く
入っても物音ですぐ気付くから。
また、夜は町ごとの木戸は閉められ
木戸番や辻番
が警備していたというのもある。

心張り棒はその仕組みから分かるように、
在宅の時しか使えない戸締まり手段。
外へ出掛ける時は、商家や武家は
必ず誰かが残っているし、
長屋など個人宅は隣近所の人が
面倒を見てくれる。
錠前・鍵に頼らない、
人々の目や耳こそが当時の防犯手段
だったというわけである。
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