2014年6月12日木曜日

恐い話

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看護士


投稿者 にわとり 様


私の父親の体験談です。

今から30年以上前の話です。

当時、母が兄を妊娠中で、平屋の貸し屋に住んでいた頃(私は生まれていません)

父と母は一番奥の寝室に寝ていたそうです。

父は霊感が強く、ちょくちょく霊体験をしていました。

その日夜中に父は金縛りにあい、仰向けのまま目だけ動く状態でした。

「疲れてるのかな」と思い、再び寝ようと思いましたが、

突然、つま先からボーリングの玉のような重い丸いモノが胸元まで転がってきたそうです。

胸元まで来るとふっと消え、またつま先から…

それが数回繰り返されたあと、金縛りは解けました。

ふと、横をみると白いパジャマの母が枕元に座っていました。

臨月だった母が不安で起きたのだと思い、父は母の手を握り

「大丈夫だから!」

と言うと、母は消えたそうです。

父は「えっ?」と思って、もう一度母の方を見ると、母は普通に寝ていて、

父が母を揺すり、「おい!おい!」と声をかけると、

「…う〜ん…なぁにぃ?」

と不快そうに起きたそうです。

その時母は黒いパジャマを着ていました…。

後日、自宅近くの病院の看護士が隣の公園で首を吊って自殺したという話を聞いたそうです。

時間と日にちが、父が母と間違って手を握ったのと同じだったそうです。

父曰わく、「面識は全くないからたぶん波長があっちゃった」だそうです。


怖いけどいい話〜口裂け女〜

杖をついた男が赤いコートを着て白い大きなマスクを口につけた女性に出会った。
女は男に近づくと一言、こう尋ねた。

「私キレイ?」
少し考えた後、男は答えた。

「ええ、キレイですよ」
するとその女性は突然マスクに手をかけ、それを剥ぎ取りながらこう言った。

「これでも・・・キレイかぁ!!!」
何と、その女性の口は耳まで裂けていたのだ。
しかし、男は少しだけ困った顔をしながらこういった。

「私は目が見えないんですよ、なので"これでも"というのが何のことかはわかりません」

少し思案した後、女は男の手を取ると頬の裂けている部分をなぞらせた。
頬に触れた男の手が一瞬揺れ、自分の話している相手が口の裂けている女だと気づいた。
そして女は、もう一度先ほどの質問を繰り返した。

「これでも・・・口が裂けていてもキレイかぁ!!!」
男の答えは変わらなかった。むしろ、よりはっきりと言い放った。

「あなたは、キレイな人です」
そして、男は光を感じない目を女に向けるとこう続けた。

「私が光を失ってからずいぶん経ちます、そして多くの人に会ってきました。 今のように道で声をかけられたこともあります
多くの人は私が盲目だと知ると声をかけたことをあやまり、同情し、申し訳なさそうに去っていくのです。
しかし、あなたは私の意見を聞こうとしてくれる。
口のことも触れさせることで教えてくれた
私を特別視していないようですごく嬉しいことです。

私は外見のことはわからないので、そういった基準でしか判断できませんが、あなたは少なくとも私にとってはキレイな人です
失礼でなければ、あなたともっと話をしてみたいです」
と、とても嬉しそうに話す男。

女はポカーンとした後、急にボンッ!と音が出そうな勢いで赤面し
「あ、ありがとう、きょきょきょ今日は時間がないから、これ、こここれで失礼します」
とだけ言うと走っていってしまった。走りながら女は自分に言い聞かせる。

『心臓がすごくドキドキしているのは今走ってるから!』
頭に浮かぶ先ほどの男の嬉しそうな顔を振り払いながら赤面した女は走り続けた。

それから、杖を持った男と大きなマスクをした女性が、仲よさそうに話しながら歩いているのがたびたび目撃されたという。
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