2014年6月28日土曜日

恐い話

猫のお葬式

DAD 様

私が以前住んでいたマンションで経験した出来事です。そのマンションの周りには10匹以上の野良猫達が住み着いていました。
車の往来が激しい場所だったので、たまに轢かれて死んでいる猫を見かける事もありました。
その日は仕事が夕方早くに終わり、まっすぐ家に帰宅しました。
マンションまで後数メートル、という時、そこに住み着いていた猫が一匹、私の目の前で車で撥ねられてしまったのです。
車は何事もなかったようにそのまま行ってしまい、猫は一目でもうだめだとわかる状態で、口から血を流し虫の息で横たわっていました。
そのままにしておくとまた轢かれてしまうので、とりあえず落ちていたダンボールを平らにし、猫を乗せてマンションの脇まで運びました。
ふと気づくと、私の周りに、マンションに住み着いてい
る猫達が10数匹集まっていました。
マンションの住人からえさはもらっていたものの、あまり人慣れしていない猫達だったのですが・・
轢かれた猫は息がだんだんと静かになりだしました。
やっぱりもうだめかと思い、私が立ち上がって少し離れると、なんと、集まってきた猫達が一列に並んで一匹ずつその横たわる猫にお別れを言うように舐めはじめたのです。
順番に一匹ずつ舐める姿は人間のお葬式で言う
「お焼香」そのものでした。
猫が並んで何かの順番を待つというような、そういう光景を見るのはもちろん初めてでした。
ただ、人間と同じように仲間の死をすごく悲しんでいるという感情は伝わってきました。
並んでいた最後の一匹が舐め終わると、猫達は全ていなくなり、轢かれた猫も完全に息絶えていました。
猫も順番待ちなんかするんだ〜、仲間の死が理解できるんだ〜、と感心して、その光景を見ている間は全く違和感が無かったのですが、その夜、帰ってきた主人に話すと「猫がそんな事する訳ないだろ!」と最初は全然信じてくれませんでした。
自分でも後になって、かなり不思議な出来事だったと思うようになりました。
動物は言葉は持っていませんが、人間の計り知れない部分で通じ合っていて、感情も同じように持っているのだとすごく思い知らされた出来事でした。
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