恐い話

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　御　題　　　 御投稿者様
今日は誕生日だから よーこ　様
２００４年２月１○日の朝、不思議な夢をみました。
夢の中で私は、６年前になくなったおばあちゃん家にいてテーブルの前に座ってる私の腕には男の子の赤ちゃんがいました。
テーブルには２つの大きな寿司桶が並んでて、おばあちゃんが私に、
「今日は誕生日だから」
「今日は誕生日だから」って言い続けます。
夢の中の私は、誰の誕生日だろうっと悩んでました。
夢はここまでなのですが、夢がどうしても気にかかってしまい母に電話で夢の話をしました。
おばあちゃんは１１月生まれなので、おじいちゃんの誕生日かもっと思い、おじいちゃんの誕生日を聞いてみると３月生まれ、母は７人姉妹ですが、２月生まれは心当たりがないと言います。
ただの夢かと思っていたのですが・・・・・
翌日、母から電話がありました。
妹と話したついでに、姉妹で２月生まれはいなかったはずよねっと聞いてみると、一番下の弟が、日にちは覚えてないけど２月生まれだったかもということでした。
その母の一番下の弟は幼い頃、ポリオという病気にかかり話すこともできず、生活どころではない高度な障害のため養護施設で暮らしています。
おばあちゃんが他界してからは、誰も面会に行ってないので、最低６年は施設に預けたままなのです。
私は夢から数日後、温泉旅行へ行くために実家に帰りました。
旅行が終わり実家に帰る車の中で私は、母の弟のことが気になりだしました。おばあちゃんが亡くなったことも知らず、ずっと施設にいるんだな〜、言っても何のことだかわからないだろうけど〜可哀想だな〜。誰も面会に行ってないみたいだし、これから先も、誰もいかないんだろうな〜、私が行ってあげなきゃならないかもっと・・・・・。
旅行の帰り、そのまま面会に行こうと母に話をし面会に行きました。
面会に行って、小学生のとき以来母の弟に会いました。
母の弟は、姉である母のところには行かず、私にしがみつき、凄い力で手を掴んで離そうとしません。
母がそれを見て、おばあちゃんが面会に来てたときも、おばあちゃんの手を掴んで離さなかった。
まるで、よーこがおばあちゃんみたと言います。
ひどい話なんですが、私は母の弟が不気味で大嫌いで、
幼い頃、押し飛ばしたりしてました。
施設からおばあちゃん家に帰ってきてるときは、一緒に歩くだけで恥ずかしくてたまらなくて、あの人と一緒にいたくないと、おばあちゃんを困らせてました。
私が乱暴なんで、母の弟は小学生の私に怯えていたのです。
それなのに私にしがみついてくるのです。
なぜか涙がボロボロと流れました。
特に母の弟のことはなんとも思ってないのに。
今まで気にしたこともなかったのに。
施設の部屋で先生と話をしたとき、母の弟の誕生日を聞きました。
施設の先生が書類を見に行き戻ってきて言ったことは・・・
○○さんは２月１○日ですね。２月１○日で○７歳になりました。
２月○７日の朝、おばあちゃんが夢の中で、今日は誕生日だから・・誕生日だからと言ったのは、施設に預けたままの息子の誕生日だったのです。
誰も面会に行ってないので息子のことを心配して、孫の私の夢の中に現れおねがいをしたんだろうな〜っと思います。
ちょっと不思議な夢の話でした。
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